Introduction:安倍首相が「血を吐いた!」との一部週刊誌の報道が様々な憶測を呼んでいます。
菅官房長官はこれを一笑に付しましたが、実は彼自身このことを否定してはおりません。
そう考えると「なぜ安倍首相は国会を開かないか?」「なぜアベノマスクをしなくなったのか?」の謎が解けるのです。
安倍首相自身「私には時間がない」と観念した模様。ようやく安倍首相が近々辞任する気配が濃厚となりました。
安倍首相が執務室で血を吐いた!
8月4日発売の週刊誌『FLASH』(8月18日・25日合併号)に衝撃的な記事が掲載されました。この記事によれば、安倍首相は7月6日、首相執務室で血を吐いたというのです。
安倍首相の持病が難病に指定されている「潰瘍性大腸炎」であることは皆が知るところで、17歳の頃から長きにわたり患ってきました。これまでは『アサコール』といった特効薬や、副作用を鎮める各種ステロイド剤を服用してきた経緯があります。
ただ、長年これらの薬剤を使用してきたことから、その副作用が出ているのではないかと、FLASHの記事が記事が指摘しています。ある消化器内科クリニックの院長は「吐血したなら、潰瘍性大腸炎に合併する胃や十二指腸の病変の可能性がある。さらにステロイド系の薬剤を内服していることで、悪化し出血したのかもしれない」と解説しています。
そこで7月6日の首相動静を見てみると、確かに不自然な空白の時間帯があることに気がつきます。以下に一部を抜粋します。
- 午前8時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。
- 午前9時41分、私邸発。
- 午前9時59分、官邸着。
- 午前10時59分から同11時14分まで、小池百合子東京都知事と新型コロナウイルス感染症対策などについて意見交換。
- (空白の時間帯)
- 午後4時34分、西村明宏、岡田直樹、杉田和博各官房副長官、沖田芳樹内閣危機管理監、藤井健志官房副長官補、和泉洋人、長谷川栄一、今井尚哉各首相補佐官、青柳一郎内閣府政策統括官、谷脇康彦総務審議官、荒井勝喜経済産業省政策立案総括審議官、国土交通省の五道仁実水管理・国土保全局長、水嶋智鉄道局長、関田康雄気象庁長官が入った。同44分、菅義偉官房長官が加わった。同53分、全員出た。
上の動静でも分かるように、「午前10時59分から11時14分まで」は小池都知事と会合しており、その後「午後4時34分」に西村明宏、岡田直樹、杉田和博各官房副長官らと会合するまで、「約5時間に及ぶ空白の時間帯」があるのです。全国紙の政治部デスクに言わせれば、「月曜日の日中帯に5時間もの間、首相の動静が分からないのは異例なこと」ということになります。
この時間帯に吐血したことで間違いないと思われます。
菅官房長官は笑い飛ばしたが・・・
「安倍首相の吐血」については早速8月4日、菅官房長官による午前の定例記者会見の場で記者クラブから質問が飛んでいます。
菅官房長官は「私は連日お会いしているが、淡々と職務に専念しており、全く問題ないと思っている」と質問に対し笑い飛ばしましたが、ここで重要なのは「安倍首相の吐血」事態は否定していないということです。
「笑ってしまうほどの質問だ」といった印象を与えたいのでしょうが、木で鼻をくくったような態度で定型句を淡々と繰り返す ”菅話法” の使い手が、笑い飛ばすのはむしろ不自然に映りますし、その後間髪を入れずに他の記者を指名するあたりも若干の違和感があります。また、菅氏が「問題ない」と断言した時ほど、実は問題があるとの ”法則” もある。
どうも菅官房長官としては「安倍首相の吐血」については、触れられたくないとの印象がありますが、ここに別の問題もあります。
それは、安倍首相の吐血といった健康不安説について、記者が具体的にどのような言葉で質問したのか、首相官邸の動画では全く分からないのです。なぜならば、記者の質問の音声が(おそらく意図的だと思われますが)必要以上に絞られているからです。
上の画像をクリックすると、首相官邸のHP(8月4日午前の菅官房長官による定例記者会見)にジャンプします。安倍首相の健康不安説に関する記者からの質問は[ 19分05秒]付近からとなりますが、記者の質問がほとんど聞き取れないのです。
これまでの定例記者会見の動画では、問題なく質問に立つ記者の声が聞こえていましたが、今年の7月になると音声が聴きづらくなり、8月からほとんど記者の声が聞こえない有様です。
これでは動画の役割を全く果たしておりません。質の悪い、官房長官の講演のようなものを一方的に聞かされるだけです。おまけに会見の ”文字おこし” もされていないため、記者と政府とのやり取りが全く把握できないのです。
記者の質問が、
「安倍首相が吐血したようだが本当か?」なのか
「安倍首相の健康状態に不安がある報道がなされているが、実際のところは?」
なのかとでは、菅官房長官の回答に対する評価も変わってきます。
前者であれば菅官房長官は「吐血」の事実を否定していないと評価できますし、後者であれば評価のほどは微妙になることは否めません。
安倍政権は少しでも油断すると、このように情報公開を一方的に遮断する傾向があります。実に不誠実な政権であると言う他ありません。
安倍首相の体は国会に耐えられない!?
なぜ、安倍晋三は国会も開かず、1カ月以上も記者会見の場に姿を現さないのか?
それは上の『Luluonthebridge』さんが指摘するように、吐血するぐらい腹の調子が悪く、国会のような場所に長く座っていられないから、かもしれません。
そして、これは多くの方が指摘しているのですが、最近の安倍首相は確かにとても顔色が悪い。そのために、安倍首相は ”アベノマスク” に見切りをつけ、大きめのマスクで顔色を隠しているのかもしれないのです。
この安倍首相の体調悪化説については、8月1日の記事『なぜ安倍首相は臨時国会を開かないのか?』でも取り上げたように、2015年にも深刻な吐血を含む体調悪化説が取り沙汰されたという意味において、今回の状況が酷似しています。そして、この年も臨時国会が開催されず、年間を通して通常国会が1回開催されただけでした。
安倍首相をおめおめと辞任させて良いのか?
この2015年の件については、政治ジャーナリストの野上忠興氏が著書『安倍晋三 沈黙の仮面 その血脈と生い立ちの秘密』で指摘したものです。この中で野上氏は自身の ”極秘取材メモ” について言及。安倍首相が吐血や嘔吐していたとの情報が飛び交っていたことを明かしています。
野上忠興氏については筆者が信頼しているジャーナリストでもあるので、2015年当時も吐血といった症状が安倍首相に見られたものと筆者は考えています。だとしたら、安倍首相は自分の体調を胡麻化し胡麻化しつつ、政務を取り仕切っていたことになります。
一般人が自分の体調を胡麻化しながら暮らすことについては、何ら問題はありません。しかし、それが一国の首相ともなれば話は全く違います。なぜなら首相の行動は国益に直結するからです。端的に言えば、深刻な持病を抱える者が首相になることなど、絶対にあってはならないことなのです。
そう考えれば、これまで安倍首相がこれまで全くレガシーといった実績を残せなかった理由も自ずと分かるような気がします。おそらく彼は自分の体調を気遣うあまり、外交面や政策面において踏み込みが足りなかったのではないか? だからレガシーが残せなかったのではないでしょうか?
これは明らかに日本の国益を棄損する行為です。
週刊誌『FLASH』では、8月末に佐藤栄作の首相連続在任記録を超えた後、安倍首相が突然辞任する可能性を指摘する政治ジャーナリストの声を紹介しています。安倍首相本人も「私には、もう時間がない」と側近に漏らしているとか・・・
──安倍首相の「吐血」は本当だったのではないでしょうか?
やはり、9月辞任&衆院解散・10月総選挙の選挙が濃厚と予測します。
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