香港長官「改正案撤回する」市民の勝利!日本はどうする?

香港市民デモ隊が中国に勝った!

9月4日、香港の林鄭月娥(りんてい げつが)行政長官が、現在香港で展開されている大規模デモの発端となった「逃亡犯条例」改正案を正式に撤回することを表明しました。

これにより、デモが収束するかと言えば、どうやらそうでもないようです。
というのも、デモ隊の要求は既に「林鄭月娥の辞任」「警察による暴力の追及」「逮捕者の釈放」「普通選挙の実施」に移行しており、撤回表明は ”時既に遅し” の空気が蔓延しているとも言われているからです。

それでも、これは市民デモ隊の「大勝利」と言えるでしょう。

なんといっても、頑なで面子を重んじる、”あの”中国を打ち負かしたわけですから。

報道によれば、デモの収束は今後とも見通しが立たないようですが、デモについては一度 ”散開” し、次の要求を認めさせるデモ隊を再編した後、中国に対峙するのも一つの戦略だと思われます。

日本人も香港を見習ったらどうだ!?

2011年9月19日 日本青年館近くの公園で開催された「脱原発」の集会
(撮影:白坂和哉)

一国二制度の下で統治される香港は、中国本土と比べると自由でリベラルかもしれませんが、普通選挙すら実施されておらず、私たちの基準からすれば不自由であることには変わりありません。

そんな状況の中で行われた香港の市民デモが、今回もたらした最大の功績は世界中の市民に勇気を与えたことでしょう。
市民が団結し、声を上げ、行動することで「社会を変えることができる」ことを身をもって示したわけですから。

私たち日本人も、香港の人々を大いに見習うべきです。
なぜなら、日本にも「市民が団結し、声を上げ、行動することで」引きずり下ろすべき対象が存在するからです。

それは言うまでもなく「安倍首相」です。

日本人もデモにより安倍首相を政権から引きずりおろせ!

安倍首相が提唱した「アベノミクス」が完全に失敗し、「一億総活躍社会」などどこかに吹き飛び、「働き方改革」にしても全くのところワークする気配がありません。さらに10月には「消費税増税」が待ち受けています。

国外に眼を転じてみると、北朝鮮との拉致問題が解決できる目途が立たず、北方領土にしても事態は最初の段階に戻ってしまい、返還される気配すらない。
そして、韓国との戦後最悪の関係は現在進行中で、方向性が見い出せません。

そんな中でも安倍首相は、外遊という名の ”海外旅行” を楽しんでいる始末です。

国内で経済政策に失敗するどころか、未曽有の不況を引き起こしかけない状況を生み出し、国外では外交の成果が全く出すことができないばかりか、各国との関係をさらに悪化させている。加えて、宗主国のアメリカに対しては国民の血税をアメリカの言い値で貢いでいる。

これほど無能で、国民を苦しませ、日本の国益を毀損させた首相が他に存在したでしょうか?
私たち日本人は、香港のようにデモ隊を組織し、安倍首相を政権から一刻も早く引きずりおろさねばなりません。
でなければ、日本は完全に沈没するでしょう。

ただ、ここ最近の日本人は周囲の目を過剰なまでに気にかけ、他者にウンザリするほど気を遣い、空気を読むことに拘泥し疲れ果て、言いたいことも言えない、極めて ”ドメスティック” な状況に陥っているように思われます。

日本人に政権転覆のデモなど可能なのか?
そのような気概や体力は残っているのか?
そんな疑問が常について回ります。
果たして、今回の香港のデモは、日本人にどのように映ったのでしょうか?

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