国民民主党の榛葉賀津也・幹事長による、ジャーナリスト・横田一氏に対する「記者会見 出入禁止」の措置は極めて理不尽であり、強く抗議する次第である。
榛葉氏の説明によると『何度もルールを破り、他のジャーナリストに暴言を吐いた』ことになっているが、そもそも国民民主党の考えるルールとは何か?これを彼らは提示していないという前提は見逃せないだろう。
しかも、他のジャーナリストに対する暴言についても、 ”他のジャーナリスト” が横田氏の質問を遮ったことが発端になっている。
であれば、喧嘩両成敗のごとく物議を醸した ”他のジャーナリスト” も共に出禁にするのが筋だろうが、しかし実際は、出禁になったのは横田氏のみである。
本来であれば、ルールを説明し警告を発した上で「出入禁止」にするのが、あるべき姿と考える。
なぜなら国民民主党は「公党」であり、横田一氏も長年にわたり活動してきたプロのジャーナリストだからだ。
事は公党が関わる問題なのだ。
故に、対応措置も公式的に恥じることないものであるべきである。
その意味で、今回の国民民主党・榛葉幹事長の対応は、あまりに恣意的に過ぎると言わざるを得ない。
その一方、聞くところによると「不倫問題」を起した玉木雄一郎氏へは「役職停止3カ月」といった生温い処分が下されたようである。
この処分に関わった党の倫理委員会はわずか三名で、一回生議員二名、三回生議員一名といった実に心許ない布陣であったことが分かっている。
しかも、私が取材したところ、倫理委員会の議事録すら公開しない方針であるようだ。
──身内には甘く、他者には厳しいのが「公党」国民民主党のやり方なのか?
これら恣意的な党運営を見ると、最近になって党として注目を浴びていることにより、傲慢になっているかのようである。
「好事魔多し」とは、よく言ったものである。
国民民主党・榛葉幹事長におかれては、ここは気を引き締めると同時に、今回の理不尽な横田一氏に対する「出入禁止」の見直しを強く求めるものである。
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