Introduction:日本の政治家はいつまで高い給料をむさぼっているのか!?
それでも彼らが国民のために役立つ存在であれば、誰も文句は言いません。
しかし、私たちはあれほど高い税金を払っているのに、今回の世界的な緊急事態ではごく一部の人しかお金がもらえません!
私たちは訴えます。『すべての政治家は給料の半分を国民に差し出せ!』と。
これは国会議員のみならず、文字通りすべての政治家が対象となります。フィリピンのドゥテルテ大統領なども思い切った施策に踏み切りました。
ドゥテルテ大統領ですら給料を全額寄付した
これをパフォーマンスと見る向きも多いでしょう。確かにパフォーマンスかもしれません。しかし、ここで大事なのは、国家のトップが今回の緊急事態に対しどれほど深刻にとらえているかを伝えること。そして、そのために国民一人一人に協力を仰ぐことです。
その意味で、フィリピンのドゥテルテ大統領は思い切った施策に踏み切ったと言えましょう。
ダバオ市長時代には1000人を超える殺害に関与したと噂される大統領です。彼には私設軍隊とも呼べる自警団組織が背後に控えているとも言われています。しかし、そんな彼でもこのぐらいのことはやってのけるのです。
◆ 出典記事 ◆
『ドゥテルテ大統領と議員200名給与1ヶ月全額寄付、コロナ対策1億円に 日本の国会議員年収2183万円』
~2020.04.11 Yahoo! ニュース~
4月5日の報道によれば、ドゥテルテ大統領は給料の1カ月分を全額、新型コロナウイルス対策に寄付することが分かりました。
閣僚たちもこれにならい、2020年4月~12月までの給料の75%を寄付します。
また、フィリピンの下院議員200名は、5月分の給料の全額を寄付することに合意しました。
こういうことはとても大事です。
政治家の給料がいくら高いとはいえ、国家全体からすれば大統領や閣僚、その他議員たちの寄付は微々たるものかもしれません。しかし、本当に国民に寄り添うには政治家であっても身を切る覚悟が必要となります。今回、フィリピンでは大統領を始め、政治家がそのことを身をもって示してくれました。
翻って日本の政治家はどうでしょう?
例えば、安倍首相などは自分の給料を削ってコロナ対策のために1円でも寄付したでしょうか?
安倍首相は4月7日の記者会見でこう言いました。
『30万円の給付についてでありますが、自民党にも一律で給付した方がいいではないかという議論がありました。私たちも検討した。例えば私たち国会議員もそうですが、公務員も今、この状況でも全然影響を受けていない、収入には影響を受けていないわけであります。そこに果たして5万円とか10万円の給付をすることはどうなのだという点も考えなければならないのだろうと思います』
国会議員や公務員の給料は減らないから、現金の一律給付はしたくないというのであれば、それこそ安倍首相あたりが率先して議員歳費から寄付してみたらどうなのでしょう?
普段、口では ”国民に寄り添う” などと耳障りの良いことを言っていますが、今回の緊急事態に対して、これほどまでに現金の直接給付が求められているにも関わらず、安倍政権が決めた現金支給は基準が極めて曖昧で、対象も限定的。普段、私たちが払っている高い税金が、危機に際して全く還元されていないのです。
さらに、今回のドゥテルテ大統領の寄付のニュースについて、非常に嫌らしいなと思うのは、日本のメディアがこのことをまるで報道していないことです。
調査会社の報告によれば、ドゥテルテ大統領の寄付の報道がなされた4月5日以降から4月11日までの間、日本の主要メディア150紙ではこのニュースを全く報道していないということです。
これはニュースバリューがないから報道しないのではありません。
ドゥテルテ大統領の寄付が日本の社会に知れ渡り、日本の政治家に対しても同じような寄付を求める機運が高まるのを、メディア各社が忖度して報道を控えているからです。
コロナウイルスの渦中にあって、あまりにも優雅な安倍首相!
安倍首相は4月7日に緊急事態宣言を発令し、不要不急の外出を自粛する要請をしましたが、さらに11日になって繁華街への外出自粛要請を全国に拡大する方針を表明しています。
これらの要請を受け、日本では都市部はおろか地方都市でも人通りがなくなり、特に個人経営の商店や飲食業者は経営の見通しが全く立たなくなっています。こういった場合、個人個人に一時金を支給することはとても有効な手段なのですが、安倍政権は何かと理由をつけてお金を出すことを渋っています。
そのような中、安倍首相は12日にとても優雅な暮らしぶりを Twitter に投稿しています。
安倍首相は動画と共に「お一人お一人のご協力に、心より感謝申し上げます」とツイートしていますが、ここから伝わってくるのは何もありませんでした。
はっきり申し上げて、個人の商店や飲食業者は言うまでもなく、非正規雇用者やサラリーマンまでもが、どうやって明日を生き抜くか? 日々の生活に死にもの狂いになっています。
その一方で、安倍首相は安全で、暖かい場所で、愛犬と戯れお茶を飲み、優雅に読書を満喫してしているわけです。
⇒ これは日本国民に対する嫌がらせでしょうか?
すべての政治家は給料の半分を寄付せよ!
ここで一つ提案をいたします。
すべての政治家は給料の半分をコロナ対策費用として寄付すべきです。
対象は文字通り ”すべての政治家”──
首相を頂点とし、閣僚、衆議院議員、参議院議員、各都道府県知事、都議会議員、道議会議員、府議会議員、県議会議員、町議会議員、そして村議会議員のすべて。
およそ ”政治家” と呼べる者はすべてが対象となります。
新型コロナウイルスの終息宣言が出るまで、給付の半分をウイルス対策費として寄付することを要請します。
今この時期にソファーでくつろいでいる政治家など ”給料泥棒” です。
国民一人一人に現金を支給できないというのであれば、政治家たちはせめて国民と痛みを分かち合うべきです。
◆ 関連記事 ◆
『政治家にもボーナスの季節がやってきた ~政治家の給料あれこれ』
上の記事にもあるように、国会議員に至っては年収が約「4167万8000円」にも上ります。
政治家とは基本的に特権階級です。今こそ、その特権の半分を国民に還元すべきなのです。給料の半分を寄付しなさい、というのもあながち的外れでないことは理解していただけると思います。
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