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Introduction:これは私たちにとって ”悪夢” となるのでしょうか?

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、頭角を現しているのが小池都知事であり、そして吉村洋文・大阪府知事です。

ここにきて「日本維新の会」は野党の支持率トップに躍り出ました。そして取り沙汰されているのが『橋下徹 首相待望論』

コロナ禍が深刻になればなるほど、彼らの求心力は増しているように見えます。

プレジデント オンライン「麹町文子」の摩訶不思議

プレジデント オンライン(PRESIDENT Online)、4月26日時点での週間ランキング1位の記事は『これが対コロナ最強布陣「橋下総理、小池長官、吉村厚生相」』です。
(▲ 上画像)

この記事を書いたとされるのが、3月31日に突如としてプレゼント オンラインに登場した「麹町文子(こうじまち あやこ)」なる政治ジャーナリストで、その名前から女性であると推察できます。

プロフィールに「1987年岩手県生まれ。早稲田大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーランスとして独立。婚活中。」と書かれている彼女は、Twitter を始めとする SNS でも話題になりました。というのも、ネットで検索しても著書もなければ共著もなく、公に出回っている記事はプレジデント オンラインの記事が7本のみといったように、まるで正体が分からないからです。

筆者はこの「麹町文子」氏の正体を確かめるべく、プレジデント社に電話をしたところ、留守番電話から流れてきたのは『・・・テレワークを実施しているため、問い合わせは専用フォームからお願いします』とのメッセージ・・・
仕方なく、次のような質問をプレジデント社宛に送信しましたが、未だ回答を頂いておりません。

このたび『プレジデント オンライン』に掲載されました記事、『これが対コロナ最強布陣「橋下総理、小池長官、吉村厚生相」』については大変興味深く読ませていただきました。
つきましては、この記事の筆者様についてなど、何点か確認させていただきたくメールを差し上げた次第です。
下記の質問に回答いただければ幸いに存じます。


Q1:筆者の「麹町文子氏」については、どのような人物でしょうか。
名前からして女性という認識でよろしいでしょうか?
また、Webサイトでは「1987年岩手県生まれ。早稲田大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーランスとして独立。婚活中。」としか記載がなく、また、ネットで検索しても御社への記事しか見当たらなかったため、もう少し詳しいプロフィールをお知らせください。

Q2:この記事についてはTwitterなどを中心に、大変話題になっていると感じています。御社にも様々な声が寄せられていると思いますが、具体的にはどのような反響が多かったのか、2,3程具体例をお知らせください。

Q3:Twitterなどでは、麹町文子氏が実在していないのでは?という意見を多く目にしました。このことについて見解などありましたら、お知らせください。

Q4:ここ最近、橋下徹氏がインターネットを中心に急激に話題になっていると感じます。橋下氏の「首相待望論」も良く目にします。橋下徹氏の今後について見解などありましたら、お知らせください。

彼女の記事の特徴は何と言っても反政権であること。徹底的に安倍政権、そして安倍首相本人をこき下ろしており、反安倍の読者にとっては大変に痛快な記事となっています。

その一方で、過剰なまでに持ち上げられているのが小池百合子・東京都知事であり、次に吉村洋文・大阪府知事といった面々です。そして、そのような小池&吉村ヨイショぶりが頂点に達したのが、冒頭に紹介した『これが対コロナ最強布陣「橋下総理、小池長官、吉村厚生相」』だったわけです。この記事で興味深いのは、小池・吉村ヨイショに留まらず、さらに踏み込んで『橋下徹 首相待望論』なるものをぶち上げている点です。

この記事では、新型コロナ対策で無能ぶりをさらし、すっかり国民から信頼を失った安倍首相に代わる首相は誰が相応しいかを検討しています。そして、”批判を恐れずに核心を突いていく「突破力」は有事のリーダーには欠かせない能力” だとして、首相は「橋下徹、一択だ!」とまで言い切っているのです。
筆者である麹町文子氏がシミュレーションする ”橋下内閣” の布陣は次なるものです。

総理大臣 橋下徹
官房長官 小池百合子
厚労大臣 吉村洋文
総務大臣 菅義偉
財務大臣 玉木雄一郎

この記事が極めてトリッキーなのは、内閣官房参与として作家の百田尚樹氏、高須クリニックの高須克弥氏を挙げていることです。
つまり、ネトウヨ的な感性の書き手が安倍晋三を見限り、橋下徹に宗旨替えしたことが露骨過ぎて、この瞬間、反安倍の陣営も一気に引いてしまった感があります。

──麹町文子氏についてですが、実際に書いているのは、実は「男性」ではないでしょうか?

橋下首相への機運はかつてないほど高まっている

※4月25日放送の日本テレビ系「ウェークアップ!ぷらす」(土曜・前8時)に生出演する大阪府の吉村洋文知事

昨今のコロナ禍においては前述の通り、安倍首相がまるで指導力を発揮できない中で、世間の耳目を集めているのは東京の小池都知事であり、大阪の吉村府知事だったりするわけです。

特に吉村知事の場合、非公開であるはずの政府からの文書をあえて公開し、大阪-兵庫間の往来の自粛を要請、また、個人事業主に50万円、中小企業に100万円を休業要請給付金として、いち早く支給を決定するなど、対策が二転三転しブレまくっている安倍首相との差が鮮明になっています。吉村知事は疲労が祟ったのかクマも目立つようになり、Twitterでは「#吉村寝ろ」のハッシュタグも登場しました。

小池知事しかり、吉村知事もしかりですが、彼らは他の知事と比べメディアの露出も多く、安倍首相のような ”やっている感” のイメージが先行しているのは否めません。それでも、例えば、維新の会の支持率は確実にアップしているのです。

産経新聞・FNNが合同で行った4月の世論調査では、日本維新の会の支持率が「5.2%」と大きく躍進しました。その一方で、凋落著しいのが立憲民主党です。ひと頃は7%を超えていた支持率も、この調査では「3.7%」と半分以下に急落し、野党の支持率トップの座を日本維新の会へ明け渡してしまいました。

ここで登場するのが橋下徹氏です。
橋下徹首相の可能性については、必ずしも絵空事ではありません。橋下氏は今でも国政を狙っており、それは国会議員などではなく「首相」の座であろうことは、少しでも政治を知っている方なら誰もが知っていることです。

そんな橋下氏はここ最近、頻繁にメディアに露出するようになっています。
連日のようにテレビや SNS を通じ、安倍政権による新型コロナ対策を舌鋒鋭く斬り捨てています。新型コロナ特措法を罵倒し、休業補償の必要性を声高に訴え、国会議員の歳費にも斬り込んでいる。

そのような雰囲気を受け、かつてないほど「橋下首相 待望論」が盛り上がっているものと思われます。

いずれにしても、当面は政府も新型コロナの対応を続けてゆくしかなく、それが長引けは長引くほど安倍政権の支持率は下がってゆくのは必至。その一方で、維新の会の面々は対策と意思決定の速度を加速させ、政権批判も強めてゆく。維新の会の強みは「大阪」という第二の都市に知事を送り込んでいることだと、あらためて気づかされます。そして、そのような機運の中で、吉村知事を看板に橋下徹氏が国政に斬り込めば近い将来、橋下首相が本当に誕生するかもしれません。

在日米軍撤退をトランプに求めた橋下徹

橋下徹、吉村洋文、そして小池百合子ら各氏のメディア露出について、経済評論家の植草一秀氏は背後にアメリカCIAの関与を疑っています。2008年の「リーマンショック」以来、CIAは日本に ”第三勢力” を作ることを構想してきており、それが彼らの最近のメディア露出に表れているいると植草氏は指摘しています。

◆ 出典記事 ◆
 『凡庸発言者テレビメディア異常露出の背景』

 ~2020.04.20 植草一秀の『知られざる真実』~

こういう事を言うと必ず ”陰謀論” との見方を示す向きもありますが、橋下徹氏とアメリカについては興味深い接点があるのは事実です。

例えば、橋下氏は2017年3月にアメリカに赴き、戦略国際問題研究所(CSIS)で講演を行っています。

◆ 出典記事 ◆
 『橋下徹前大阪市長がDCで講演 トランプ氏に「強力な外圧」求める 森友学園騒動も揶揄』

 ~2017.03.28 産経新聞~

産経新聞の報道によれば、この講演の席上、橋下氏は日米同盟の信頼性を高めるには自国防衛に関する日本国民に意識の変化が必要であるとして、トランプ大統領に在日米軍撤退などの ”強力な外圧” を求めたといいます。

橋下氏はかねてより 「政治に関わらない、政治を引退した」と言っておきながら、この当時においても安全保障という最も重要な政治イシューに言及していたことを伺わせるに十分な記事です。

橋下氏の真意としては、『トランプ大統領が在日米軍の撤退を言い出せば、さすがに平和ボケした日本人も(朝日新聞や毎日新聞も含め)憲法9条を変えて日本を自分たちの手で守らなければならないと気がつくだろう。そうなって初めて、日本人も米軍の重要性について再認識するはずだ』ということ。

つまり、この発言は橋下氏の米軍へのヨイショ、米軍へのリップサービスであったことが分かります。アメリカ側としてはそれなりに橋下氏を評価したのではないでしょうか。

2013年に橋下氏は米軍に対し、「日本の風俗業を活用してもらわないと、海兵隊の猛者の性的なエネルギーをコントロールできない」と発言し、米軍からひんしゅくを買いましたが、常に彼はアメリカを意識しているのは間違いないようです。それはとりもなおさず、日本の政治エリートはアメリカのウケが良くないと短命に終わることを知っての上でのことでしょうし、特に日米安保はアンタッチャブルであることを承知の上でのことでしょう。

コロナ禍を利用し、橋下徹氏は政治復帰するのではないか?
今後、彼の動向に目が離せなくなりました。

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