死者が出てもなお会食を続ける安倍首相!~2月17日の首相動静から ”人生いろいろ、会食もいろいろ”

Introduction:安倍首相はとにかく「会食」が大好きで、連日のように財界人、有識者、そしてメディアといった面々と会食を重ねています。

特に現在は新型コロナウイルスの感染が世界レベルで危惧されていますが、なんと安倍首相が感染症対策会議に費やす時間は「平均10分程度」
であることが判明しました。その一方で、会食の方はと言えば、2時間、3時間といった具合に大いに楽しんでいる・・・。

異常なまでの非対称ぶりですが、ところで皆さんは安倍首相がかくも楽しく会食する相手について、どのような背景の持ち主であるかなど考えたことがありますか?

これが実に興味深いことが分かりました。今回は2月17日の首相動静からの紹介です。

2月17日の首相動静から

安倍首相は会食、パーティーの類が大好きであることは広く知られていますが、新型コロナウイルス危機の渦中にあるこの期に及んでもなお、相も変わらず会食にいそしんでいるわけです。

2月17日は午後7時25分から、以下に示す企業トップらと会食していたことが分かっています。
・玉木康裕 タマホーム会長
・倉井敏磨 三菱ガス化学会長
・山名昌衛 コニカミノルタ社長
・松沢幹夫 電気興業社長

首相動静(2月17日)
午前7時14分:東京・富ケ谷の私邸発。
午前7時26分:官邸着。
午前7時29分から同8時19分:西村明宏官房副長官。
午前8時48分:官邸発。
同49分:国会着。
同51分:衆院第1委員室へ。
同52分から同58分:麻生太郎副総理兼財務相、茂木敏充外相。
同59分:衆院予算委員会開会。
午後0時1分:衆院予算委休憩。同室を出て、同3分、国会発。
同5分:官邸着。
午後0時54分:官邸発。
同56分:国会着。
同58分:衆院第1委員室へ。
同1時:衆院予算委再開。
午後5時50分:衆院予算委散会。同室を出て、同51分、自民党総裁室へ。
午後5時56分から同6時15分:同党役員会。
同16分:同室を出て、同17分、国会発。
同19分:官邸着。
午後6時25分から同50分:加藤勝信厚生労働相、菅義偉、西村、岡田直樹、杉田和博正副官房長官、沖田芳樹内閣危機管理監、北村滋国家安全保障局長、古谷一之官房副長官補、長谷川栄一、今井尚哉両首相補佐官、高嶋智光出入国在留管理庁次長、外務省の秋葉剛男事務次官、山田重夫総合外交政策局長、鈴木康裕厚労省医務技監。
午後7時1分から同17分:茂木外相、北村国家安全保障局長、外務省の秋葉事務次官、森健良外務審議官、山田総合外交政策局長。
同24分:官邸発。  
午後7時25分:公邸着。玉木康裕タマホーム会長、倉井敏磨三菱ガス化学会長、山名昌衛コニカミノルタ社長、松沢幹夫電気興業社長らと会食。
同8時45分、全員出た。
午後10時現在、公邸。来客なし。

「タマホーム」については、首相官邸や各省庁が推進する『子供の未来応援国民運動』に対し、全国200以上の店舗に募金箱やポスターを設置していることもあり、今回の会食に至ったものと推察します。
興味深いのは残りの3社です。

電気興業株式会社

「電気興業株式会社」の業態については、電気通信事業と高周波事業に大別されますが、ここ最近では「5G」にも力を入れている様子が「第92期 中間報告書」からも見て取れます。

現在、インターネットの世界で最もホットな話題が他ならぬ「5G」ですが、これについては2月18日の『日本経済新聞』に興味深い記事が掲載されました。

◆ 出典記事 ◆
『5G・ドローン、安保前面に 新法案を閣議決定』

~2010.02.18 日本経済新聞~

この日本経済新聞の記事によれば、次世代通信規格「5G」の普及に向けた新法案を安倍政権が ”閣議決定” したことが分かります。

情報漏洩の防止など一定の条件を満たす企業に対し、5G基地局建設などの投資額の一部を法人税から控除したり、ドローンの開発企業も支援することを想定しています。

新法案は今国会に提出され、今年の夏には施行されることを目指しています。そして、《 国内の携帯通信大手や、工場などで独自の5G通信網を築く「ローカル5G」事業者が事業計画を作成し、政府に提出する 》ことになっており、認定事業者は減税、低金利融資を受けられることになっています。

おそらくは、電気興業のような企業が事業計画書を作成し、政府からの融資を受けることになるのではないでしょうか?

何も会食したからと言って、安倍首相と電気興業が癒着していると言いたいわけではありません。ただ、2月17日に電気興業の社長との会食が行われ、翌18日には電気興業の事業に深く関わる新法案が閣議決定されるというのは、興味深い事実でもあります。

三菱ガス化学株式会社

「三菱ガス化学株式会社」は幅広い製品と研究分野を誇る、総合化学メーカーです。取り扱う分野もとても広いのですが、今回は「過酸化水素」というキーワードに着目してみました。

過酸化水素は主に殺菌、消毒、漂白剤として使用されます。過酸化水素を3%水溶液として希釈すれば、ドラッグストアなどで手に入る「オキシドール」となり、特に三菱ガス化学が取り扱う過酸化水素を高純度化した「超純過酸化水素」は、世界シェア1位の実績を誇る製品です。

では、具体的に「超純過酸化水素」は何に使われるのかと言えば、主に半導体の洗浄に使用されます。

最近の半導体は小型化、高集積化されているおり、今やナノサイズ(※)にまで極小化されている半導体回路を、破壊せずに洗浄するには普通の水では到底不可能です。よって、その時に使用される特殊洗浄剤が「超純過酸化水素」なのです。

※1ナノメートル(nm)は10億分の1m、100万分の1mmに相当する。

さて、過酸化水素はこのような洗浄以外にも殺菌、消毒剤としても面もありました。現在、世界レベルで猛威を振るっている「新型コロナウイルス」の大きさは「約100ナノメートル」と言われています。

そうであれば、三菱ガス化学の「超純過酸化水素」などはナノメートル単位の洗浄をターゲットにしているわけですから、新型コロナウイルスの殺菌などについても応用が効くのではないでしょうか?

これに対する答えは「第77期 事業報告書」な中に見いだすことができます。

Photo by : 三菱ガス化学「第77期 事業報告書」

上に示したのは事業報告書の一部抜粋ですが、三菱ガス化学では過酸化水素の誘導体である「過酢酸」を扱っており、常温化でウイルスからカビまで広範囲に高い消毒、除菌効果を発揮すると謳われているのです(WTO認定済)

しかも、2003年のSARSウイルス感染被害の際、三菱ガス化学はこの「過酢酸」を中国へ寄付したという実績もあります。

何も会食したからと言って、安倍首相と三菱ガス化学が癒着していると言いたいわけではありません。ただ、今後日本に広まるであろう新型コロナウイルスに対し、どの企業の殺菌・除菌剤が使用されるのかは実に興味深いところです。

コニカミノルタ

「コニカミノルタ」はカメラや光学機器といったイメージがありますが、今やこの企業も医療やビジネス・ソリューションにまで裾野を広げ、広い分野を開拓する企業として知られるようになりました。

コニカミノルタはとても分かり易い情報を開示しています。HPの「最新ニュース」欄では「中国での新型コロナウイルス感染拡大対策に対する支援について」と題された情報に触れることができます。

この情報に目を通せばお分かりのように、今回の新型コロナウイルス感染被害に対し、コニカミノルタ側は対策支援として「超音波診断装置」といった肺炎患者用の医療機器をやはり中国へ寄付しているのです。

何も会食したからと言って、安倍首相とコニカミノルタが癒着していると言いたいわけではありません。ただ、今後日本に広まるであろう新型コロナウイルスに対し、どの企業の検査機器が使用されるのかは実に興味深いところです。

会食するには ”それなりの意味” があるのかも?

安倍首相と企業のトップらが会食する場合、企業に有利な新法案が閣議決定されたり、企業業績が伸びそうな兆候が見え隠れしたりするのは、実に奇妙なことではあります。

何も首相と企業側が癒着していると言いたいわけではありませんが、原因については必ず結果が伴うように、物事は何の因果関係も無しに進行するとも思えない。いずれにしても、今後の動向を興味深く見守りたいと思います。

ちなみに、2月20日はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客である80代男女2名の死亡が確認されましたが、安倍首相は記者の問いかけに形ばかりのお悔やみの言葉を述べた後、東京・六本木の京料理、鉄板焼き店「花郷 六本木店」へ向かいました。

この店では評論家の金美鈴氏はじめ、自民党の議員らと7名と共に「約2時間」にわたって会食を楽しんだ模様です。

この記事を書いた人:白坂和哉主催者

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コメント

    • 石黒 正純
    • 2020年 2月 21日
    この3社の株価の推移(6ヵ月スケール)をチェックしてみてください。ビックリしますよ。
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