赤木俊夫さん裁判が7月15日に決定!~赤木さんを巡る現在をレポート/#赤木さんを忘れない

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Introduction:学校法人 森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、改ざんを強制されたことを苦にし、近畿財務局職員であった赤木俊夫さん(当時54)は自殺しました。

妻の雅子さんは今年3月、赤木さんが自殺したのは公文書改ざんに加担させられたからだとして、国と当時の財務省理財局長であった佐川宣寿氏を相手取り、計1億1200万円の損害賠償を求め大阪地裁に提訴しました。

しかし、昨今の新型コロナ禍により、5月に予定されていた1回目の口頭弁論は延期。ここにきてやっと、7月15日に日程が決まったのです。

──いよいよ、赤木俊夫さんの裁判が始まろうとしています。

相澤冬樹が吠える!赤木さんへの想い

Video by :メディア酔談〜相澤冬樹&境治トークライブ〜 「赤木さん裁判開始7月15日決定!〜 #赤木さんを忘れない〜」

”文春砲” で有名な『週刊文春』(52万3000部)が、今年に入って既に3回の ”完売” を記録しています。

黒川検事長による新聞記者との賭け麻雀を報じた『黒川弘務検事長は接待賭けマージャン常習犯』の5月28日号、”小池都知事の男性同居人にまつわる金の話” や ”お笑い芸人アンジャッシュの不倫” を報じた6月18日号。

そして、栄えある今年の完売1回目が、財務省公文書改ざん問題で自殺した赤木俊夫さんの遺書や手記の全文を公開した『妻は佐川元理財局長と国を提訴へ 森友自殺財務省職員遺書全文公開』の3月26日号でした。

この週刊文春の赤木俊夫さんを報じる記事は、元NHKの記者で現在は大阪日日新聞で論説委員と記者を務める相澤冬樹氏の手によるものです。相澤氏は、これまで延期となっていた赤木さんの裁判開始が7月15日に決まったことを YouTube で告知したのですが、ちなみに、この情報が発信された YouTubeチャンネルはとてもユニークです。

『メディア酔談〜相澤冬樹&境治トークライブ〜』は、相澤冬樹氏とメディアコンサルタントの境治氏が主催するYouTubeチャンネルで、二人で時にはゲストを呼びながらメディアや世の中的なことを語り合うのですが、それを ”酒を飲みながら” やるのが最大の特徴です。

二人は高校生の同級生ですが、二人とも「ラ・サール高校」⇒「東京大学」といった眩しい経歴を持つ反面、二人ともアウトローな雰囲気を滲ませているのがYouTubeチャンネルに色を添えています。

終始冷静な語り口を維持する境氏とは対照的に、酔いが回る番組中盤以降の相澤氏の吠えっぷりが見どころの一つです。今回紹介した動画では「1:06:30」辺りから相澤氏が森友疑惑、そして最近の黒川事件に見る検察問題について熱く語り──というか吠えるといった方が適切でしょう、そんなシーンが見らます。そして、感極まった相澤氏は思わず机を叩くのです。

相澤氏は私たちが想像する以上に感情的な、酒によってそれが露になるタイプなのかもしれません。推察するに、酒の席での失敗もかなりの数に上るのではないでしょうか。酒に関しては、彼の『安倍官邸 vs. NHK』に興味深い下りがあります。

とにかく店を探そうか。2人で歩いていると、とあるビルの前で、店外に向けて大音量でロックを流している店を見つけた。ポリスのロクサーヌだ、懐かしい。ロック漬けだった私の高校時代のヒット曲である。ここに入ろう。ビルの3階にある「マイル・ハイ・クラブ」という店に入った私は、扉を開けると店主に叫んだ。
「ポリスかかってるやん!」

その後、ビールを頼んでTと2人で話していた。ふと気づくと、さっきからかかっている曲が全部私のつぼを押さえた「ど真ん中」の曲ばかりだ。
「さっきから私の好きな曲ばかりかかってる。店長、何も言ってないのにどうして分かるん?」
「わかりますやん、最初の一言で」
ポリスがかかってるやん、の一言ですべてわかったというのである。この店主、あなどれない。

この日を境に私は毎晩のようにこの店に通うようになり、さらに向かいの「うえほんまちハイハイタウン」、そして近くの谷9(谷町9丁目)交差点のスタンディングバー「バタバタ」にも通うようになって、とうとう半年後には上本町に引っ越してしまった。

相澤冬樹『安倍官邸 vs. NHK』(文藝春秋)〔P49~50〕

相澤氏には常に酒がついて回り、本人もきっての酒好きです。そして、熱いハートの持ち主であることも伝わってきます。赤木さんをめぐる訴訟は、新型コロナ禍により延期されていましたが、第1回の口頭弁論が7月15日に日程が決まりました。今年の夏はいつもより ”熱い” 夏となるでしょう。

ちなみに、7月には赤木俊夫さんの妻、雅子さんとの共著が出版される予定です。

35万筆以上の署名が集まった!

Photo by :赤木俊夫さんへの署名を募るキャンペーンサイト『Change.org』より

赤木俊夫さんについては、損害賠償以外に署名活動も同時進行しています(上の写真)これは、赤木さんがなぜ自殺にまで追い込まれたのか、有識者による第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査の実施を求めるものです。

今年の3月から始まったこの活動では実に35万筆以上の署名を集め、去る6月15日、16時間もかけてプリントアウトされた「35万2659筆」もの署名(段ボール5箱分)を、安倍首相へのメッセージを添えて、二人の代理人弁護士が内閣官房に提出しました。

署名のあて先は安倍首相と麻生麻生財務相、そして衆参両院議長です。

しかし、麻生財務相は翌日の16日に記者団の質問に答え、再調査は行わない考えを改めて示しました。麻生氏は「財務省として調査を徹底してやらせて頂き、その結果として関与した職員は厳正な処分をした」と述べ、「今の段階で考えているわけではない」と再調査について否定しました。

ところで、新型コロナ禍が予断を許さない状態にも拘らず、安倍首相が今国会を延長せず予定通りの6月17日で閉会するには訳があります。

一つは、河井克行・案里夫妻の公職選挙法違反に絡む野党の追及から逃れること。もう一つは、森友疑惑の再燃を防ぎたいという思惑もあったと考えられます。週刊文春で大々的に報じられ、署名活動も堅調であることを首相官邸は知っています。よって、これらから逃れるために政権側は国会を早々に閉じ、新型コロナ対策には予備費10兆円といった財政民主主義に反する禁じ手を使ったわけです。

赤木雅子さんの元にアベノマスクが届いた!

35万以上の署名を内閣官房に提出した6月15日、赤木俊夫さんの妻、雅子さんの元にとどいたのはなんと!悪名高い『アベノマスク』でした。これは非常に因縁めいた話です。アベノマスクはここまで人の神経を逆なでするということです。

35万以上の署名については、国民民主党の小沢一郎・衆議院議員が次のような言葉を残しています。

「──総理は逃げ切ったつもりだろうが、本当にそうだろうか。真実はやがて頭をもたげて、全てを吹き飛ばすだろう。国民さえ倫理観を失わなければ、最後は国民の良識が未来を決める」

サミュエル・スマイルズは、彼の名著『自助論』の冒頭で次のように語っています。

政治とは、国民の考えや行動の反映にすぎない。どんなに高い理想を掲げても国民がそれについていけなければ、政治は国民のレベルにまで引き下げられる。逆に、国民が優秀であれば、いくらひどい政治でもいつしか国民のレベルにまで引き上げられる。つまり、国民全体の質がその国の政治の質を決定するのだ。

小沢氏が言うように、国民さえ倫理観を失わなければ、赤木俊夫さんの問題はきっと全ての真実が明らかになるものと、今は信じたい。

「待ちに待ったマスクです。ありがたく使わせていただきますが、暑そうなので当分お供えしときます。再調査も首を長くして待ってます。」
そう言って、赤木雅子さんはマスクを俊夫さんの遺影の前に供えたといいます。

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